セルフケア


花粉症の症状はアレルゲンと接触したときにのみ現れるので、それを防ぎさえすれば症状は現れない。
このため、花粉との接触を断つことがもっとも効果的な対策であると言える。
治療としてみた場合、アレルギーの原因にさかのぼって対処するため、原因、根療法といわれることもある。
症状が出てから対策を行うのではなく、症状が出る前から予防的にセルフケアを開始するとさらに効果がある。
要するに自分で行う初期治療である。
以上のような対策でアレルゲンとの接触をできるだけ避けていれば、年を経るごとにだんだんと良くなっていくことが期待される。
接触を続けていれば症状はひどくなる。
結局、薬剤治療で症状を抑えているからといって、対策を何もしなくて良いということにはならない。
患者にとっては、こうしたセルフケアはもっとも基本的なことである。



●花粉を持ち込まない

室内に花粉を入れないよう、花粉の付着しにくい上着を着たり、帰宅時に玄関の外で花粉を落としてから入るなどの対策も有効である。
換気のために窓を開けること、洗濯物や布団などを屋外に干すことも避けるべき。
どうしても干したい場合は取り込むときによくはたく、ブラシではらう、または掃除機で吸い取ることがお勧めである。
この場合、家族にも協力してもらったほうがよい。しかし何をしても花粉は屋内に侵入してくるので、掃除が必要である。
床に落ちた花粉を舞い上げないよう、掃除機ではなく濡れぞうきんによる拭き掃除が推奨されている。


●お酒を控える

飲酒は血管を広げて鼻水を増やすので避けたほうがよい。
ごく少量であればほとんど問題にならない人もいるが、翌日に影響する場合もあるといわれている。


●花粉を空気に浮遊させない

室内に浮遊している花粉を除去する空気清浄機や、清浄機能のあるエアコンを使用するとよい。
空気清浄機は風量の豊富なものを選択し、花粉が落下する前に吸い取ることを考え、装置の自動運転を過信しないこと。
加湿器は、浮遊している花粉を湿らせて重くし、落下を早めるので良いとされる。
湿度を高めることは鼻や喉の粘膜のためにも良い。
ただし湿度を上げすぎるとダニやカビの問題が出てくる。一般に湿度50%程度が適当といわれる。
加湿器がない場合、濡れタオルなどを室内干しすると効果がある。


●目のかゆみを抑える

目が痒い時は、目に冷やしタオルなどをあてる(局所冷罨法)と一時凌ぎになる。
こうした目の症状が出やすい人はドライアイの人に多いともいわれるので、ドライアイ対策にも使える。
基本的にコンタクトレンズは使用するとキツイ。
使う場合は確実にレンズを洗浄するか、1日使い捨てタイプの使用が良い。

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